■多汗症治療のための手術(3)〜星状神経節ブロック療法〜



   星城神経節ブロック療法という治療法は多汗症治療
   としてはそれほど一般的ではありません。ですが
   他の病気、とくに痛みを伴う疾患の治療として用い
   られている方法です。

   星城神経節ブロック療法では、のど付近にある
   星状神経節周辺に局所麻酔薬を注入し、交感神経の
   働きを抑え、機能を一時的に麻痺させる方法です。
   星状神経節は、人間の声帯の近く、のど付近に
   存在し胸・心臓・気管支・肺・頭・顔・首・肩など
   の上半身の交感神経を支配しています。

   そのため、交感神経が優位状態になることによって
   引き起こされる疾患や痛みの改善(アレルギー症状、
   頸椎椎間板ヘルニア、慢性関節リウマチ、顔面神経
   麻痺、片頭痛など)に用いられています。

   すぐに効き始めるものではなく、効果がゆっくりと
   現れるので、治療効果が感じられるまでに数回から
   数十回かかる場合もあります。効果の持続期間は
   数ヶ月から一年くらいで個人差があります。副作用
   として、めまい、吐き気、目やのどに不調を訴える
   こともあります。

   対象は上半身(わき、手のひらなど)のみなので、
   足の多汗症には効きません。なかなか星状神経
   ブロック療法を行える病院はそう多くはないと
   いえます。ただ上半身には全体的に効くとされて
   いるので、治療の選択肢に入ることもあるかも
   しれません。

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